ビジネスシーンで活躍することが多いマイクロソフトの表計算ソフト「Excel」。その「置換」機能の名称が不快感を与えるのではないかとの意見が寄せられ、ネット上で議論の的となっている。
9月16日、マイクロソフト製品に関する様々な質問や意見が投稿される公式サイト内の「コミュニティ」に以下のような要望が投稿された。
「Excelには、Ctl+F(※)などの操作で行える『置換』機能がありますが、
さらに、こんな補足説明も。
「例えば、会社内の事務所で置換機能を部下などに操作説明をする際、
ここでは伏せ字になっているが、つまり「置換」を「痴漢」と勘違いされる可能性があるということで、機能の名称を「置き換え」などに変更してほしいという意見なのだ。
コミュニティでは、この提案に対して以下のような意見が寄せられている。
「世間話ではなく、仕事上でソフトの機能、操作上の説明をしているのは周りも解っているでしょうから、ソフトを全く知らない人ならどう理解するかわかりませんが、ソフトを多少でも使用した人であれば違和感は持たないのではないかと思います」
などと、「置換」という言葉は決して不適切なものではないとの意見がある一方で、
「今まで『置換』は『おきかえ』と読んでいました(中略)
と、「おきかえ」と読んでもいいのではないかとの声もあった。
ちなみにツイッターでは、
「『置換は痴漢と紛らわしいので別の表現に』というお題。MS公式でのトピで、ネタじゃないのがすごい」
など、むしろ議論する必要性をあまり感じないとの意見も多い。
たしかに、Excelの説明をしているときに「痴漢」なんて言葉が出てくることはほとんどありえない。ツイッターユーザーが冷ややかに反応したように、そこまで気にするべきことではないのかもしれない。
※当記事は2015年09月25日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。