26日、国連本部で演説する中国の習近平国家主席(AP=共同)
共同通信社

 【ニューヨーク共同】中国の習近平国家主席は26日、国連本部で開催中の国連サミット2日目の全体会合で演説し、極度の貧困や飢餓撲滅を掲げ前日採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向け、発展途上国支援のため20億ドル(約2400億円)を拠出すると発表した。

 途上国同士の「南南協力」を進める基金を新たにつくるとしており、巨額の開発支援でアフリカ、アジアなどの途上国で一段の影響力拡大を図る狙いがありそうだ。

 さらに途上国の中でも特に発展の遅れた後発発展途上国(LDC)支援のため、2030年までに総額120億ドルを投資するとの意向も表明した。