中学生になり、急に体つきが大人っぽくなった息子。そんな子どもとどう接していいのか悩んでいたり、戸惑っていたりしていませんか?
心理カウンセラーの金盛浦子さんによれば、幼い頃から育まれてきたものが結果として表面化するのが“中学生”の時期で、この時期に登校拒否や引きこもり、摂食障害などのトラブルも起きやすいといいます。
体も心も不安定な時期ですから、より慎重に接していく必要がありそうですね。今回は、金盛さんの著書『男の子を追いつめるお母さんの口ぐせ』を参考に、“中学生の息子に言ってはいけない言葉”を3つご紹介します。
■1:お父さんみたいになっちゃダメ
「お父さんのマネしちゃダメ」「パパのようにならないで」など、子どもの前で“父親”を否定する言葉を口にしていませんか? 母親が父親のことを尊敬していない態度をとっていると、子どもも父親に対してそういった態度をとるようになってしまうのは明白ですよね。
<父親をバカにし、否定しているということは、自分の中の半分を否定しているということです。本人は意識しなくても、これは大きな心理的な抑圧です。>
息子を自己肯定感の低い大人にしてしまいかねません。自己肯定感の低さは、非行や引きこもり、心のトラブルなどの原因にもなるとも言われていますので、くれぐれもご注意ください。
■2:○○だけがママの生きがい
平成17年版の国民生活白書では、男女とも“子どもは生きがい”と回答している人が80%近くおり、実際にそう感じていらっしゃる方は多いですよね。
ただ、事あるごとに「○○“だけ”がママの生きがいなんだから……」と、息子に向かって言っているようだと危険注意報!
<(略)お母さんのためにがんばってきた子は、おとなになったある日、「僕って、いったい何なんだ?」と強い不安にかられます。>
この言葉を言い続けていると、子どもの心を縛りつけ、自立する力を奪ってしまいます。いつかは巣立っていくものと考え、子ども以外の自分なりの生きがい、やりがいを見つけておくといいのかもしれませんね。
■3:「いやらしい! 汚らわしい!」など性を否定する言葉
どうも息子がインターネットや雑誌などで女性の刺激的な写真を見ている様子。思春期真っただ中の男子にあることではないでしょうか。
可愛かったあの子が、そんなもの見ているなんて……とショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、「いやらしい! 今すぐ止めて頂戴」「お母さんショックだわ」などと言うのはNG。
<性犯罪や性意識が根源にある犯罪の加害者になった若者がとても厳しい家庭で育ったということは、よくあるケースです。>
女性に興味を持つのは自然なことで、これを否定すると、子どもの健全な性意識をゆがめてしまうそう。
母親としては子どもの成長を静かに見守りたいですね。迷うことがあれば、父親に任せてしまいましょう!
以上、中学生の息子に言ってはいけない言葉を3つご紹介しましたがいかがでしたか?
思春期は、子どもから大人へ成長する大切な時期。身体の成長に比べて、心の成長が伴っていないケースもありますので、親としてはこれまで以上に慎重な言葉がけをしてあげてくださいね。
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