BlackBerryは25日(現地時間)、同社初となるAndroid OSスマートフォン「BlackBerry Priv」の存在を、2016会計年度第2四半期における業績報告の中で明らかにしました。
これまでは「Venice」の開発コードネームで知られていたBlackBerry Privですが、BlackBerryのジョン・チェンCEOがBNNのインタビューでBlackBerry Privの実機を用いた簡単な製品紹介を行いました。
チェン氏によると、BlackBerry Privには5.5インチのディスプレイと米クアルコム製の「Snapdragon」シリーズのSoCが採用されているとのことです。パネル解像度やSoCの型番などについては明らかにされませんでしたが、数週間後にはさらなる詳細が発表されることになる見通しです。
BlackBerry Privは2015年末までに幾つかの主要市場において一般消費者およびエンタープライズ分野向けに発売される予定ですが、具体的な市場や販売価格などについても現時点では判明していません。
「BlackBerry Priv」とそれを操作するジョン・チェン氏
そのほか、端末名の「Priv」は「Privace(プライバシー)」に由来していることや、これまでにBlackBerryが培ってきた優れたセキュリティ機能が実装されていることなども、今回同氏は強調しています。
なお、映像の中でチェン氏が操作するBlackBerry Privはあまり軽快に動作しているようには見受けられませんが、これが単に同氏の操作が覚束ないことに起因するものなのか、はたまた実際の端末の動作やレスポンスが緩慢なせいなのかは現時点では判別できません。今は前者であることに期待しつつ、正式発表に期待したいところです。
[BlackBerry via Phone Arena] [BNN via Phone Arena]