リツイートは支持なのか? ISIS関連のRTした人が逮捕される

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なんとリツイートによって逮捕されてしまうケースもあるようです。

必ずしもリツイートという行為がその思想の支持表明に結びつくわけではないことは明らかです。ただ、ISISに関するものの場合は注意したがいいかもしれません。先日お伝えした17歳の少年のケースもですが、最近FBIの取り締まりが厳しくなっているようです。

先日、アメリカのクイーンズ在住Ali SalehさんがISISに参加しようとしていた容疑で逮捕されました。FBIの調査によると、彼は2013年からISISに参加する計画をツイートしていたとのこと。また、告訴状の中では彼の持つ複数アカウントからリツイートされたISIS関連のツイートが証拠例としてあげられています:

2014年8月25日、TwitterアカウントAが以下のメッセージをリツイートしていました。
「イスラム帝国のために死ぬ心構えはできている。監獄など屁でもない」
2015年6月17日、TwitterアカウントBが以下のメッセージをリツイートしていました。 「ISは人々の心を魅了しはじめている。みんな戦争が必要だということに気づいたようだ」
2015年8月5日、TwitterアカウントDが「イスラム帝国へようこそ」と題されたオーディオメッセージをリツイートしていました。


FBIは他のISIS関連のケースでもリツイートを証拠として取り上げているようです。しかし、ISIS支持のツイートをリツイートする理由は人によってまちまち。純粋に問題への関心を示すためにリツイートする人もいれば、からかうためにリツイートする人もいますよね。ボストンマラソン爆弾テロ事件のときは、Dzhokhar Tsarnaev被告のツイートを多くの人がリツイートしていたにも関わらず逮捕される人はいませんでした。

それだけISISとの間に緊張感が高まっているということなのでしょうか。


source: NYDailyNews

Kate Knibbs - Gizmodo US [原文]
(阿部慶次郎)