みなさん、見ましたか?
なぜスーパームーンの夜はいつもより月が大きく見えるんだろう? そしてそれの何が皆既月食と関係あるんだろう?と不思議に思いませんか? そんな疑問にわかりやすく答えてくれているのが、このNASAのアニメーションです。数十年に一度の天体ショーでいったい何が起こったのか、見ていきましょう。
まず「スーパームーン」とは、もちろん月が実際に大きくなったわけではなく、とっても単純な目の錯覚です。アニメーションにもあるように、月が近地点(衛星がもっとも地球に近づく軌道の地点)に到達したのです。通常、私たちがいる地球と月の距離は平均して約38万3000kmですが、この距離は月が乗っている軌道によって変化します。もっとも地球から遠い地点、遠地点では月と地球の距離は約40万5000kmにまで広がり、逆に近地点では約36万3000kmまで近づきます。単純に月が近づくため、いつもより14%大きく見えることになるのです。
そしてそれだけでは終わらない! 今回のスーパームーンは皆既月食とコラボです。月が大きく見えるだけじゃなく、地球が月と太陽の間に入り込むことで月の表面に赤みがかった影を落とします。このスーパームーンと皆既月食が重なるのは数十年に一度のできごと。NASAのアニメーションの後半では、スーパームーンと皆既月食の歴史、地球上の生活がどのように変化していったかをキュートに表現しています。
次にこれが見られるのは2033年だそうですが、その頃の地球はどんな風に変わっているのでしょうか?
source: NASA Astronomy Picture of the Day
Kiona Smith-Strickland - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)