「就職できない学生は3分面接すれば分かる」という説が、はてな匿名ダイアリーのエントリーに登場。これは、数年前からネット上にしばしば見られる有名なコピペで、そのたびに議論を呼ぶが、今回もまた様々なリアクションが噴出している。
このコピペは、就職できない学生の特徴として、「大人しい、社会人として考え方が子どもっぽい、読書経験がなく柔軟な思考力が欠如している、スポーツ経験ゼロ、恋愛経験ゼロ、声が小さい、このような要素が必ずあるものです」などと書かれているもの。企業の人事担当者など、学生を“見る”立場の人が書いているような口調で、「告白、口説きなどの一連の恋愛のプロセスは、社会に出てから商談事などで要求される交渉力と似通っており、大学卒業時点でもろくに恋愛経験がない学生は使えないと言っても差し支えないでしょう」といった主張を展開。大学時代に学生生活を楽しめた学生ほど、就職がうまくいく傾向があると結論づけている。
いわゆる“リア充”が有利という論調のため、ネット上の“非リア”(リア充ではない人)たちが反発するのが定番のリアクションだが、今回も、このコピペを貼ったエントリーに対しては、
「指摘される特徴を色々と合わせ持っているが、20年以上つつがなくサラリーマンをやれている」
と反論を述べる人が現れている。一方で、
「これがコピペなのは置いといて、実際にこういう考えの人ちらほらいるから困るよ…」
と、実際の面接での採用基準に近いという見方も登場している。
ツイッターでは、やはり
「まあまあ当てはまってる」
と、“非リア”なユーザーたちから当てはまるという声が続出しているほか、
「トピックタイトルは同意。本文は概ねただのコピペ。ただ、本というよりとにかく文章読んで語彙力付けとけってのはあるかな」
など、内容に一理あるという感想を投稿する人も。
何年もネット上で生き残っているコピペ。ナルホドと思わせる部分があるということなのだろう。
※当記事は2015年09月28日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。