スマートフォン史上初の快挙といっていいのではないでしょうか。
4K動画が撮影できるようになったiPhone 6s/6s Plus。Android勢はすでに達成している世界ですが、実は数分~十数分しか録画できない病にかかっているんですよね。原因はオーバーヒート。「本体の温度が上昇したためカメラを終了します」といったメッセージとともに録画が終了したり、いきなりシャットダウンしてしまうモデルもあるとか。4K動画の録画はそれだけスマートフォンというプロダクトに負担をかける機能なのでしょう。
ではiPhone 6s系だったら何分くらい撮影できるのでしょうか。iPhone 6s Plusでたしかめたところ、ご覧のように驚きの3時間オーバーでした。3時間19分6秒でバッテリーが切れるまで録画できました。
ケースなどは一切つけず、窓に立てかけたまま放置して撮影しての参考記録です。ボディサイズが小さくバッテリー容量も少ないiPhone 6sだと録画時間は短くなるでしょうし、ケースなどをつけていると放熱しにくいために途中でオーバーヒートしてしまう可能性があります。
なお3時間19分6秒の4K動画のファイルサイズは69.5GBで、動画のビットレートは50Mbpsくらい。ふむ、ブルーレイビデオと同じくらいですね。高精細な4Kにしては低ビットレートかも。ざわざわしている、細かいオブジェクトが高速に動きまくっているシーンはノイズがでちゃうかも。
ということでたしかめてみました。なお32分36秒の動画でファイルサイズは11.4GBです。アップロード&YouTube側のエンコードに1日くらいかかりましたが、10GB超の動画を受け止めてくれたYouTubeにはほんと感謝です。そしてYouTube側で再圧縮からの少ファイルサイズとなっているでしょうが、モバイル回線で見ると一発で帯域制限がかかってしまうのでご注意を。
ざわざわしているところは20分くらいから。むむむ、これは厳しい。
source:アップル
(武者良太)