20XX年、日本の人口は1億人を割り込み、インドは17億人超に | ニコニコニュース

1963年3月の日本。ベビーブームで空前の入学難となり、借りものの講堂いっぱいになった四谷商高受験生たち=東京・中野区
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 人口減が叫ばれる中、将来の日本の人口は? アジアやアフリカの人口爆発の今後は? 国連は7月末、今世紀末までの世界の人口予測を発表しました。現在の世界の人口は73億5千万人ですが、2056年には世界の人口は100億人を突破。さらに2100年には現在の1.5倍の112億人に達すると見られています。

日本の人口、1億人割れはいつ?
 ずばり日本の人口1億人割れは、2063年です。

 現在の人口は1億2657万人で、世界で11番目に人口が多い国です。しかし、今後は徐々に減り続けて、2050年には15%減の1億741万人に。そして48年後の2063年に、1億人を割り込むと予測されています。

  さらに2100年には8318万人。現在の3分の2まで減り、世界での順位も30位に後退する見通しです。


中国とインドの人口、どこまで増える?
 現在1位の中国と2位のインドですが、ともに現人口は13億人超と世界の国々の中で突出しています。

 両国の人口は今後も増え続けます。ただインドの方が増加率が高いので、7年後の2022年には中国を上回り、人口世界一になると予測されています。

 その後、インドは、2028年に15億人を突破。以降も少しずつ伸び、2068年に17億5千万人でピークを迎え、以降は減少に転じます。

 一方の中国ですが、2028年の14億1千万人がピークで、以降は徐々に減り続け、2100年時点では10億人をわずかに上回る程度となりそうです。

新たな人口大国はどこ?
 中国とインドの逆転はあるものの、3位の米国を加えた人口TOP3の構図は当分は不動のようです。

 しかし、アフリカ諸国の急激な人口増から、2049年にはナイジェリアが米国を追い抜くと予測されています。ナイジェリアの現在の人口は1億8千万人余りですが、2100年には4倍以上の7億5千万人超に達するとのことです。


人口伸び率高い国は?10倍超になる国も
 人口の伸び率が高いのも、やはりアフリカの国々でした。
 現在1600万人超が暮らすザンビア。2100年には、6.5倍の1億人超が暮らす国になると予測されています。

 さらに現在人口2千万人弱のニジェールは、2100年には2億1千万人に。


 85年間で人口が10倍以上になる計算で、食糧の確保やインフラ整備など課題も多そうです。

人口が半分以下になる国も
 2100年に日本の人口は現在の3分の2になるという予測ですが、それ以上に人口の減少率が著しく高い国もあります。
 例えば、現在人口4500万人弱のウクライナは、2100年には2640万人と現在の6割以下になると予測されています。

 中には人口が半分以下になる国もあります。現在人口407万人のモルドバは2100年には186万人に。715万人のブルガリアは341万人にまで減ります。国連の予測を眺めると、全般的に欧州の国々で人口の減少率が高い傾向が読み取れました。

  あくまで予測なので、今後も情勢や各国の政策などによって変化いきますが、子どもや孫の世代の人口がどうなるか、データで垣間見られるのは興味深いです。データは一般に公開されているので、ご関心ある方は一度、覗いてみてはいかがでしょうか。(国連人口部のデータページ http://esa.un.org/unpd/wpp/DVD/ )