たまにアメリカに来ると携帯が遅いと思ってましたが、さすがにここまでとは……。
アメリカの携帯電話事情、中でもLTEの接続速度は今や世界からだいぶ遅れをとっています。「Open Signal」の最新のレポートによると、現在アメリカのLTE速度は世界で58番目だそう。
このレポートでは、異なる携帯キャリアや接続場所の平均値を使っており、その結果ニュージーランドが平均36Mbpsで第1位。次いで、平均33Mbpsのシンガポール。どちらもブロードバンド並みの速度です。アメリカはというと、グッと下がって平均10Mbpsでした。ちなみに日本は平均14Mbpsで35位。
横軸がサービスエリア、縦軸が速度
LTEのサービスエリア比較では少しマシになって、アメリカは第10位(日本は、韓国に次いで2位)。こんなLTEでも速い、ありがたい、と思ってキャリアに加入している人たちが65〜85%いるというのですから、おめでたいというか、知らぬが仏なのでしょう。
このグラフあまり見やすくはありませんが、アメリカの携帯キャリアの点の上に、かなりたくさんの点があるのはわかると思います。すべてがアメリカの携帯キャリアよりも、LTEが速いキャリアです。アメリカより下にある点はほんのわずか。ちなみにアメリカよりも遅い国は、イラン、パキスタン、サウジアラビアなどだそうです。ちょっと悲しくなってきました。
source: State of LTE
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(的野裕子)