米グーグルは29日(現地時間)、同社が開催したプレスイベントで新型フラッグシップスマートフォン「Nexus 5X」と「Nexus 6P」を発表しました。
Nexus 5Xスペック
Nexus 5Xは韓国LGが製造を担当した端末で、5.2インチサイズとなっています。気になるスペックは以下の通りです。
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920×1080)解像度LCD 423ppi Gorilla Glass 3 |
搭載OS | Android 6.0 Marshmallow |
SoC | クアルコム Snapdragon 808 1.8GHz ヘキサコア 64bit Adreno 418 GPU |
メインカメラ | 約1230万画素 1.55μm f2.0 4K動画撮影対応 120fpsスローモーション撮影対応 デュアルフラッシュ搭載 |
フロントカメラ | 約500万画素 1.4μm f2.4 |
センサー | 指紋センサー Androidコンテキストハブ 加速度計 ジャイロスコープ 気圧計 近接センサー 周囲光センサー ホールセンサー |
ポート | USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック シングルナノSIMスロット |
バッテリー | 2700mAh 急速充電対応 |
RAM | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB / 64GB |
サイズ (H×W×T) | 147.0 × 72.6 × 7.9 mm |
重さ | 136g |
カラー | カーボン クオーツ アイス |
Nexus 6Pスペック
Nexus 6Pは中国ファーウェイ製の端末で、5.7インチサイズとなっています。スペックは以下の通りです。
ディスプレイ | 5.7インチ WQHD(2560×1440)解像度AMOLED 518ppi Gorilla Glass 4 |
搭載OS | Android 6.0 Marshmallow |
SoC | クアルコム Snapdragon 810 v2.1 2.0GHz オクタコア 64bit Adreno 430 GPU |
メインカメラ | 約1230万画素 1.55μm f2.0 4K動画撮影対応 240fpsスローモーション撮影対応 デュアルフラッシュ搭載 |
フロントカメラ | 約800万画素 1.4μm f2.4 HD動画撮影対応 |
センサー | 指紋センサー Androidコンテキストハブ 加速度計 ジャイロスコープ 気圧計 近接センサー 周囲光センサー ホールセンサー |
ポート | USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック シングルナノSIMスロット |
バッテリー | 3450mAh 急速充電対応 |
RAM | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB / 64GB / 128GB |
サイズ (H×W×T) | 159.3 × 77.8 × 7.3 mm |
重さ | 178g |
カラー | アルミニウム グラファイト フロスト |
Nexus 6Pは、筐体素材にアルミニウムが採用されており、Nexusシリーズでは初めての全面メタル筐体となりました。昨年発表された「Nexus 6」はモトローラが製造を担当していましたが、今年はファーウェイ製になったためデザインが一新されたものとみられます。
メインカメラ・センサーは共通に
今回の発表ではサイズの近い「iPhone 6s Plus」との比較が用いられました。急速充電機能では、両機種ともiPhone 6s Plusの2倍の速さで充電することができ、新型Nexusシリーズの大きな特徴であるカメラでは、iPhone 6s Plusのピクセルセンサーが1.22μmなのに対して1.55μmと、より大きなものが搭載されているとの紹介がなされました。このセンサーのお陰で暗所でもより多くの光を集めることができ、くっきりと綺麗な写真を撮影できるようになっているといいます。
カメラの起動は、電源ボタンのダブルタップでも可能になるとのことです。
メインカメラは両端末で共通となっていますが、フロントカメラについては、Nexus 5Xが約500万画素であるのに対して、6Pは約800万画素に加えHD動画撮影にも対応するなど差が出ています。
また、新たに搭載された指紋認証センサーは両機種ともに背面に搭載されており、「Nexus Imprint」と名付けられています。Nexsu Imprintは、端末のロック解除だけではなく、アプリでの使用や決済にも利用できるとのことです。
そのほか、センサーやポートなどにもついても両機種で共通となっています。
ディスプレイ・SoCで差
Nexus 5Xと6Pは、ディスプレイとSoCで明確な違いがあります。ディスプレイのサイズはもちろんのこと、6Pの方がより高解像度となっており、画面保護に最新の「Gorilla Glass 4」が採用されています。
SoCでも、6PにSnapdragon 810 v2.1、Adreno 430 GPUを搭載するなど、Snapdragon 808とAdreno 418 GPUを搭載する5Xよりも上位モデルに位置付けられる設計になっています。RAMについてもは5Xが2GB、6Pが3GBと差がついており、内蔵ストレージでも、6Pのみ128GBモデルまで用意されています。
バッテリー容量や重さは端末のサイズに準じた差となっています。
また、日本語のGoogleストアには、スペシャルエディションとしてNexus 6Pのゴールドモデルも登場しています。
Android 6.0 Marshmallowの提供も開始
価格はNexus 5X 16GBが5万9300円、32GBが6万3400円。6Pは32GBが7万4800円、64GBが8万800円、128GBが9万2800円となっています。すでにそれぞれ注文の受付を開始しており、10月後半ごろの出荷予定となっています。
6Pのスペシャルエディション・ゴールドモデルについては近日発売となっており、詳細は分かっていません。
Android 6.0 Marshmallowは、ほかのAndroidスマートフォンにも来週から提供が開始されます。