どこを強みとして生きていくかってね。
先日発表されたばかりのNexus新端末「Nexus 5X」と「Nexus 6P」。iPhoneはひとまず土俵違いということで置いておいて、同じAndroidの他端末と比較するとどうでしょう? 使い心地なんてものは人それぞれなので、ここはわかりやすく競合端末とスペックを比較してみてみましょう。スペック表はクリックで拡大します。
Nexus 5の後継機である5X。Nexus 5といえば、(異論はあるでしょうが)最も人気のあったグーグル端末といえます。価格面で勝負にでた低価格Nexus 5同様に、5Xを作ったのもLG Electronics。が、今回の5X、安いことは安いのですが最安値というポジションにはありません。そのポジションにはOnePlus 2がいます。
しかし、2番目に安いとはいえ、安いことはかなり安い。一方、その安さ実現のために譲らなければならなかったものが、バッテリーですね。バッテリー馬力とPPIは、スペック表でも最下位。でも、なんだかんだでこのスペックでこの価格ならば満足なのでは。
6Pはハイスペックの高価な端末。ターゲットは、明らかにガジェットにお金使いまくるぜ系の人々。スペック表をざっと見ても、どこを見ても上位。特に、Snapdragonのプロセッサ、HDディスプレイのクオリティ、USB-Type C。容量も16GBモデルなんてありません。正直、5Xに130ドルプラスしてこれならば、かなり得した気分になると思います。
両機種ともに、懸念点としていえるのは追加容量がないということ。あとは、光学手ぶれ補正がないということですかね。あ、あとワイヤレス充電か。USB-Type C対応なので、充電スピード重視ならば勝ちですけれど。
こうして見てみると、正直グーグルは他社とのハードウェア競争にそんなに重きをおいていないような気がします。価格も同様ですね。作りたいものを作った、というかね。うちはこれでやりますから、というかね。他社は眼中にあるけどチラ見くらいです、というかね。
5Xと6Pの登場で、Android端末のバラエティがいよいよ濃くなってきました。Androidユーザは選び放題でございます。
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
(そうこ)