迷ったのはあの路線図のせいだったのか…。
かっこいいけど正確ではないその路線図のせいで、乗りこなすのが難しかったロンドンの地下鉄(トップ画像左側)。最近、もっと正確で、これまでずっと隠されていた正確な路線図の存在(画像右側)が明らかになりました。
時をさかのぼること82年前。エンジニアのハリー・ベック氏がロンドンの最小限…かつ、あまり正確ではない路線図を作りました。この路線図はカラーコードや図のシンプルさから、デザイナーにとってはまさに革命的ともよべるもの。しかし一方で、ユーザーにはなかなかわかりづらく、ある調査によると約30%の旅行者がロンドンの地下鉄で迷ったことがあるのだそうです。
さて、最近日の目を見た路線図は、見た目も美しく、正確なもの。これまで隠されてきたこの路線図を発掘(?)したのはJames Burbageさん。昨年、Burbageさんが情報自由法に基づいて、地理的に正確な路線図の公表を求めたところ、ロンドン交通局から出てきたのが新しい路線図だったというわけです。隠された路線図の存在をBurbageさんが知っていたかどうかはわかっていませんが、ともあれ、これまで迷子になってきた人たちは大喜びすることでしょう。
内部の情報としてこの路線図を持っていたロンドン交通局。つまり関係者も迷ってたということなんでしょうか…。ご参考までに、古い地図はこちら、新しい地図はこちらで見られます。
source: Fast Company
Leah Becerra - Gizmodo US[原文]
(conejo)