カフェ「HUKULOU COFFEE」(大阪・中崎町)にいるフクロウの「フクちゃん」と子ネコの「マリモちゃん」コンビの撮りおろし写真集「フクとマリモ」が9月26日に発売された。
カフェの名物フクロウ「フクちゃん」と、6月にカフェにやってきたスコティッシュフォールドの「マリモちゃん」は大の仲良し。飼い主がツイッターにてアップした両者の"キス写真"はあっという間に2万リツイートを越え、多くのツイッターユーザーを「萌え死」させた。その後も、一緒に寝る姿などがテレビ番組などを通じて紹介され、この夏話題に。そんな種を越えた"奇跡のコンビ"を、発行部数約3万部超えのヒット写真集「飛び猫」を手がけた写真家・五十嵐健太氏が撮り下ろした。
五十嵐氏に撮影のきっかけ、エピソードなどを聞いた。
――フクちゃんとマリモちゃんを「撮りたい」と思ったきっかけは?
「SNSとテレビで見て、初めて見た組み合わせでとても新鮮な印象を受けましたね。すぐにお店のオーナー(永原律子さん)に連絡を取って、数日後には撮影をしました」
――実際に、フクちゃんとマリモちゃんを見たときの印象は?
「"ふたり"で一緒に外にいるノラネコを眺めていたり、見つめあったり、一緒に昼寝をしたり。最初に持っていたフクロウとネコというイメージが変わりました」
――フクロウのフクちゃんを撮影するにあたって気をつけたこと、工夫したことなどは?
「ストレスを溜めないためにも短時間の撮影で、なおかつ鳥はストレスに弱いのでストロボは使わないほうが良いと聞いていたので、フクちゃんに対してもストロボを使用しないで撮影しました。なるべく立体感や光を重視した写真にするために、窓際での撮影をメーンにしています」
――両者一緒の撮影で気をつけたこと、工夫したことはありますか?
「『飛び猫』の写真集同様に、前後の写真に関連性があるように構成しました。ページを読み返して何度も楽しめる作りになっていると思いますので、ぜひご覧ください」