応援の声は、悲鳴に変わった。
関西の公立中学校で行われたとされる体育祭にて、組体操の人間ピラミッド「10段」が崩れる動画に注目が集まっている。
ピラミッドは9段目まで組みあがったが、頂上に生徒が立ち上がろうとしたときに、ピラミッドが維持できずに崩れていった・・・。
動画を見ると、2名の生徒がすぐには立ち上がれない状態になり、教師に抱えられて移動する様子がうかがえる。
こちらの動画には、批判的なコメントが目立っている。
「なんでこんな事をするのか、理解できない」
「このような事態になる事は予見出来たはず」
「後輩は組体操の失敗で脊椎圧迫骨折した」
組体操の巨大化による危険性は、徐々に指摘されはじめている。
学校でのスポーツなどの事故を研究している名古屋大学准教授・内田良氏は、「負傷事故は、小中高で年間8561件(2013年度)起きている」と指摘している。
また「組体操は、学習指導要領に記載がない種目である」ので、やる必要のないことで生徒がケガをしている現状があるというのだ。
組体操を行うことで生徒たちの団結力を育み、達成感を覚えることが目的になるのだろうが、学校の行事でここまで危険性のあることを行う必要があるのか。
動画一つで判断してはいけないが、ピラミッド10段は中学校最高タイ記録。少なくとも、安全性を考えて、段数を低くするなどの対応が求められるのではないだろうか。
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参照・画像出典:YouTube(タケモトキミカズ)
参照:Yahoo!/10段の組体操 崩壊の瞬間と衝撃 ――2人の生徒 教師に抱えられて退場
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)