日経平均終値は334円高、追加金融緩和への期待高まる | ニコニコニュース

 1日の日経平均株価は前日比334円27銭高の1万7722円42銭。昨晩の米株高を受けて朝方から買い先行で始まった。その後、9月の中国財新メディア製造業PMI(改定値)の結果などを背景に市場心理が好転。国内では自民党議員の発言などもあって追加金融緩和への期待が高まり、前引けにかけて上値を切り上げる展開となった。後場は一段高となる443円高で取引を開始し、その後もおおむね堅調に推移した。

 個別では、今期の純利益予想を68億円に増額したアダストリアホールディングス <2685> や、次世代免疫チェックポイント阻害剤の開発が報じられたファーマフーズ <2929> が上昇。海外通販サイト「バイマ」の英語版を開始したエニグモ <3665> や、アドインテとの業務提携を発表したベクトル <6058> も買われた。

 半面、サイバーエージェント <4751> との提携を発表するも1Q決算が嫌気されたGunosy <6047> や、CB発行による300億円調達を発表した清水建設 <1803> が下落。大手証券が投資判断を引き下げたJT <2914> も売られた。

 業種別では、不動産、その他金融、精密機器などが上昇。一方、食料品と水産・農林は下落した。(編集担当:松浦直角)