【ニューヨーク時事】岸田文雄外相は30日、国連本部で開かれる核兵器廃絶に関する会合で演説し、「被爆者の平均年齢が今年、ついに80歳を超えた。私は被爆者の強い思いを国境と世代を超えて伝え、核兵器のない世界を実現することを誓う」と表明した。
外相は「70年前、私の故郷広島、そして長崎に原子爆弾が投下され、一瞬にして20万人以上の尊い命が奪われた。被爆者は記憶を風化させず、核廃絶を成し遂げたいという強い思いを持っている」と訴えた。