自己破産の申請準備に入ったアニメ制作会社「マングローブ」
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 アニメ制作会社のマングローブ(資本金1000万円、東京都杉並区、小林真一郎社長)が9月29日までに営業を停止し、東京地裁へ自己破産の申請準備に入ったことが1日、明らかになった。民間の信用調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は3億5000万円以上。

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 マングローブは2002年に設立。アニメ「サムライチャンプルー」や「ギャングスタ」などの作品を世に送り出したことで知られる。11月13日公開予定で、注目の劇場版アニメ「虐殺器官」の制作も手掛けていた。近年資金繰りに苦しんでいたのが響いたという。

 9月30日、同区井草にある同社の建物には、ほとんどの部屋に明かりはつかず、関係者がひっそりと出入りする状態だった。