古いタイプ(上)から新しいタイプ(下)に貼り替えられる山手線車内の優先席ステッカー=30日午後、東京都品川区のJR東日本東京総合車両センター
共同通信社

 JR東日本など関東甲信越・東北の計37の鉄道事業者は、優先席付近では携帯電話の電源を切るよう求めてきたマナーの呼び掛けを10月1日から緩和し「混雑時」に限定する。JR東は30日、東京総合車両センターで山手線車内のステッカーを「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」と呼び掛けるものに貼り替えた。

 マナーの呼び掛けは、携帯電話の電波が心臓ペースメーカーなど医療機器に影響を及ぼす恐れがあるとして始まった。

 しかし性能向上で電波出力が弱まったことなどから、総務省は13年、ペースメーカーなどとの距離制限の指針を緩和している。