最近は居酒屋のカウンターでよく飲んでいる筆者だが、その店の第一印象を決めるのが“お通し”だ。お通しがすごく美味しければ、その店は何を食べても美味しく、不味い場合は何を食べても不味いものだ。そして、不味いお通しに当たったとき、「何で頼んでもいないのに、こんなものを食べさせられてお金を取られなければならないのか」と思ってしまうのだ。
そこで、今回は「教えて!goo」からお通しについて「居酒屋のお通しは必要?不要?」という質問を選んでみた。
質問者のakbkiraiさんは、居酒屋のお通しは必要ないのではと疑問に思っていると話す。頼んでもいないのに勝手に出されて300円、500円支払わされるのが腑に落ちないとのこと。みんなお通しについてどう思っているのか知りたいようだ。
さて、質問者さんに共感する人はどれだけいるのだろう。
■お通し不要派はかなり存在する!?
「私も必要ないと思います。例えば、軽く1000円くらいで済ませる時にも『お通し300円』が勝手に出されたら、大きいですね。お店の経済論理をお客に強いるのはよくないです」(localtombiさん)
「同感同感。ケチくさいことはないですよ。私自身も自分の苦手、嫌いなものがお通しで出てくれば、『ゲッ』と思いますし、それに対して、お金を払うのは、納得いきませんし、附に落ちません」(510322さん)
「他の飲食店では殆んどないのに、何故飲み屋だけにあるのか、灰色な料金ではある。お通しと称して小皿の食えない物を堂々とだす店はやめ、お通しで掴みはバッチリの店を探す。今時はた易い」(oshiete_bitteさん)
というように、質問者さん同様、お通しはいらないという声が多く上がっていた。確かにオーダーされたものでもないのに勝手に出してお代をいただくというのは他の飲食店にはないシステムだ。腑に落ちない人がいるのは当然だろう。しかし、このお通しには別の側面があると指摘する人もいて……。
■お通しは“席代”という声も
「お通し、、、って、『席料』と聞いたことがあります。その『席に座った』ということの代価なのだと聞いたことありますよ。(中略)…お通しは『席料』というのは、飲んべェの夫の答えなんですけど、、。今度、勇気を持って、『お通しは要らない』って言ってみたらどうでしょうか?」(kurikuricyanさん)
というように“お通し=席代”と解釈する人もいた。しかし、
「席代なら席代で堂々と取れと言いたい。サービスチャージの上乗せでもOK。そういう店を選ぶか選ばないかはこちら側が決めればよいことなので」(ddeanaさん)
という意見もあった。私も席代で徴収するか、それぞれの料理代金に席代を織り込んでほしいと思ってしまうがどうだろうか。
花守深雪(Hanamori Miyuki)