朝日新聞デジタルで9月26日、「保育園児の声は騒音?…35%が『同感』 厚労省調査」という記事が公開され、波紋を広げている。
記事によれば、人口減少に関する意識を探る目的で3000人を対象に、「保育園児の声を騒音のように思い、保育所の立地に反対する住民の立場に同感できるか」を質問。すると「ある程度」が29.7%、「とても」が5.4%で、計35.1%が“同感できる”と回答、「全く同感できない」(26.4%)、「あまりできない」(38.5%)の“同感できない人”は64.9%だったという。
記事では、このような意識が都市部の保育所整備の障壁になることを懸念しているが、“同感できる”が35%にも上ったことについて、ツイッターには、
「自分には子供がいるから普通の声なら気にならないけど、妙にキーキーしてる子もいるのは事実で、すべての人に理解を求めるのは無理かな?と思うな」
と、「うるさい」と思う人が一定数いるのは仕方がないという意見は少なくない。ただ一方で、
「わかる、わかるよ
など、心に余裕がない大人が増えているのではないかという見方も多い。また、
「子供が少なくなると、こういうことになるのか。社会に余裕がなくなっているのか」
と、少子化の影響をからめて分析する人もいる。
実際に昔と比べて「うるさい」と感じる大人が増えているのかどうかは不明だが、ラジオ体操や運動会の音も苦情が来るという昨今。音に敏感になっている人が多いのは確かなようだ。
※当記事は2015年09月30日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。