ボタン1つ押せば好きな食べ物が登場するなんて、まるで猫型ロボットの時代...!
今年の春に発表されたアマゾンの新サービスDash Button。たとえば洗濯機にこのボタンを設置して、洗剤がなくなる前にボタンを押せばお気に入りのブランドの消費材をワンプッシュで注文できる、というなんとも近未来的なサービス。究極の面倒くさがりにはもってこい、ともいえるIoTです。
そんな便利なボタンをハックして、とろとろチーズが乗ったアツアツのピザ注文に成功したのがBrody Bersonさん。ドミノピザを「Pizza Dash!」しちゃいました。
このアマゾンのDash ButtonにはWi-Fiが搭載されているようで、ドミノピザのAPIといくつかのコードを組み合わせて彼が開発したのは、地元の店舗に直接ピザをオーダーする仕組み。ボタンを押してから約30分後には、無事に注文したピザが自宅到着したようです。
「Pizza Dash!」に成功した彼は、どうやら以前、同じようにDash Buttonをいじって赤ちゃんのうんち記録をするという他のハッカーの試みにインスパイアされたのだそう。また、違うところでは、車の温度を遠隔で操作して設定温度になったらクラクションを鳴らすとか独自にボタンをいじって楽しむ人もいたりして。もはやアマゾンでのお買い物なんて全然関係なくなっている...!
さらに今回ピザを注文したBersonさん、GitHubで丁寧にコードを公開しています。プログラミング経験者であれば、10分ほどでDash Buttonのリプログラミングは可能なのだとか(しかしあくまでBersonさんの見解で、米Gizmodo関係者たちもまだ試していないようですが...)。
ちなみにこのDash Button、ちょうど2ヶ月前から一般販売開始しています。4.99ドル(約600円)で手に入るみたいですよ。
そしてここからはアイデア勝負。どんなDash Buttonを作ったら便利かしら...? ますます身近になりつつあるIoT。活用次第で便利なうえに、なんだか日常がちょっぴり楽しくなりそうだなぁ。
Image via GitHub
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)