2日の日経平均株価は前日比2円71銭高の1万7725円13銭で終了。朝方は直近2日間で約790円上昇していた反動から売り先行でスタートし、一時は184円安まで下落した。ただ、その後は段階的に下げ幅を縮小し、前引け間際にはプラスに転換。後場は今晩の雇用統計を控えてポジション調整が進む場面も見られたが、引けにかけて持ち直したことで小幅ながら続伸となった。

 個別では、9月の既存店売上高が10.9%増となったアスクル <2678> や、店舗周辺のスマホに情報配信するビーコンの開発が伝わったACCESS <4813> が上昇。iPS細胞で作った網膜細胞移植について会見したヘリオス <4593> も買われた。

 半面、大手証券が投資判断を引き下げた日本ガイシ <5333> やNTTデータ <9613> 、傘下スプリントが人員削減を計画していると伝わったソフトバンクグループ <9984> が下落。今期は営業益横ばいの予想を示したナガイレーベン <7447> も売られた。

 業種別では、ゴム製品、パルプ・紙、輸送用機器が上昇。一方、水産・農林、医薬品、不動産は下落した。(編集担当:松浦直角)