エマ・ワトソンが一部の女性たちを激怒させる発言をしたようで、「彼女はもうフェミニストじゃない」とネットが炎上してしまった。
国連「UNウィメン」親善大使のエマ・ワトソンは、昨年、国連本部で男女同権を訴える演説を行い、一躍新たなフェミニズムの顔としての立場を築いた。しかし、「私が出会った最高のフェミニストたちの幾人かは男性です」とインタビューで発言したことが一部の女性たちの怒りを買ってしまったようだ。
エマは、英紙ガーディアンのインタビューで「女性だって、女性を差別しているという点では(男性と)同罪です。私が出会った最高のフェミニストたちの幾人かは男性です。『ウォールフラワー』(12)のスティーブン・チョボスキー監督がそうだし、新作『The Circle』で一緒に仕事をしているジェームズ・ポンソルト監督もそうです。女性たちの中には、他の女性たちに対して信じられないほど偏見を持っている人たちがいます!」とエマは語っている。
エマの見解を支持する人々もいるようだが、一部の女性たちはエマが男性にばかり認められようとしているとして嫌悪感を示しているよう。
英紙ミラーによれば、「どうして彼女はいつも女性より男性のことを気にするのだろう。エマは男性フェミニストたちに応えるために一生を費やして来た」「もっといろいろ学んで、彼女の白人的フェミニズムを男性から認められようとするのはやめたほうがいい」「彼女はもうフェミニストのお手本じゃない」といった意見がツイッターに寄せられていると英紙ミラーは伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】