スマートで高機能な家庭用テレビよりも、本当にリビングに置きたいのは抜群にかっこいいテレビなのかも。
モダンなデザインが魅力的なのもそのはず、世界的トップデザイナーRonan & Erwan Bouroullecによって手掛けられたこの最新テレビはサムスンによる"Serif"です。
2年前はこんな斬新な4Kテレビを発表し、さらに昨年のYves Behar TVからはトップクラスのインダストリアルデザインとテクノロジーで果敢に挑戦してきたサムスン。今回のSerifにはどのような特徴があるのでしょうか?
まずはSerifを横から見たときにわかる、アルファベット"I"の形。フラットな表面に対してトップとボトムには緩やかなカーブがかかっています。
またデザイナーのイメージギャラリーでは、あらゆる角度から見たSerifの姿や、猫や小物がSerifの上に乗っている姿も公開されています。
そんなSerifについて、これはちょっと良いかもと思わせてくれるのが、スタート画面。電源を入れたときに始まる"curtain mode"は目に優しいデザインで、そこにブランドのロゴがぱっと出てくるようなメーカーのアグレッシブさはゼロなのです。
販売予定日は11月2日より。24/32/40インチと、サイズ感はわりとコンパクト。色はホワイト、ダークブルー、レッドの3色での展開です。ただし現段階で販売予定なのはイギリス、フランス、スウェーデン、デンマークのみなのだそう。
HDMIポートやピクセル数へのこだわりよりも、デザイン重視のSerif。テレビの機能がますます進化している今の時代、スマートテレビの「高機能性」が本当に求められているのか、それとも「シンプル」こそが私たちが求めるテレビの原点なのだとしたら...家庭用テレビは数年後、一体どのような機能やデザインになっているのでしょうか? 未来に向けて変わりつつあるテレビのカタチに、これからも要注目です!
source: Fast.Co Design
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)