安倍晋三首相は4日、京都市で開かれた科学技術関連の国際会議で演説し、2020年にハンドルやブレーキを自動で操作する「自動運転車」が東京で利用可能になるとの予測を披露した。「20年に東京五輪・パラリンピックがあるので見に来てください。自動運転車がきっと走り回っている。皆さまに使っていただける」と述べた。

 同時に「日本には車のもつ安全性と便益の双方に、持ち前の技術で取り組んでいく使命がある」と強調。信号や路面の状態などの情報を自動車に伝える技術の開発を進める考えを示した。

 会議は「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」で、安倍首相は3年連続で参加した。