国際宇宙ステーションから撮影したバハマの写真に写ったもの

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よーく見てください。

これは先日NASAが撮影したバハマの写真です。なんとも美しい景色ですが、PetaPixelによるとこの写真、すぐには気づかないけれど、とってもクールなことが潜んでいるんです。

バハマのエグズーマ諸島の岩礁、ターコイズグリーンの海峡の一番右上を見てみてください。白い細い糸のようなもの、見えませんか? 拡大してみると、これ飛行機と飛行機雲なんです。


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どうしてこれがそんなにクールなことなのかと言いますと、国際宇宙ステーションは時速17,150マイル(時速2万8000キロ)で地球の周りを動いています。そして飛行機はおそらく時速200マイル(時速約233キロ)くらいで飛んでいます。この写真は上空250マイル(約400キロ)の高さから宇宙飛行士がNikonD4のデジタルカメラで撮ったものなんです。写り込むのは奇跡のような状況でバッチリ写ったんですね。

以前、飛行機に乗っていた乗客が、機内から国際宇宙ステーションを撮影したことがありましたが、今回は逆ですね。宇宙飛行士が宇宙から飛行機を撮っちゃいました。


source: NASA

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文
(リョウコ)