男性アイドルグループA.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が、作家・村上龍の代表作を舞台化する「コインロッカー・ベイビーズ」で主演を務めることが明らかになった。
同作は、村上が、実際に起きたコインロッカー幼児置き去り事件を題材に、1980年に発表した近未来小説。赤ん坊のころ、密閉されたコインロッカーに捨てられていた二人の少年キクとハシが、それぞれに葛藤と絶望を抱えながら、本当の母親をめぐる旅を経て、やがて生を受け入れる姿を描く。
感受性が強くやがてカリスマ歌手となるハシを橋本が、ハシを追う旅の過程で世界を破壊するために謎の物質「ダチュラ」を求めることになるキクを河合が演じる。
これまでにないアプローチで音楽舞台化されるという本作について、橋本は「このロングセラー小説を自分なりに自信をもってみなさんを満足出来るように橋本良亮頑張りたいと思います」とコメント。河合も「今までの河合郁人からは想像できないくらい、入り込んで役作りしたいと思っていますので、お楽しみに!」と気合をのぞかせる。脚本・演出は宝塚歌劇団所属で知られる木村信司。(編集部・入倉功一)
舞台「コインロッカー・ベイビーズ」は2016年6月4日~6月19日まで赤坂ACTシアターで上演