こういうの待っていたよ!
これまで電動アシスト付き自転車って、どうしても女子高生とかママが子供をのせているイメージで、男性が乗るには抵抗があったんです。ヤマハのPASでいえば、Brace-Lが唯一男性向けなんだけど、PASと部品を共用化しているのでどことなく生活臭が抜けないというか…。
しかしやりましたよ、ヤマハ! 前代未聞、ロードバイクに電動アシストユニット付けちゃった! その名はヤマハのスポーツバイクを彷彿とさせる YPJ-R。
シマノ製前2段、後11段の外装変速機だからパッと見は普通のロードバイク。外付けバッテリーは小型化して、あたかもドリンクホルダーかのような顔をしてメインフレームに取り付けられてます。これならイイ、かっこいい!
それでいてPAS譲りの滑らかアシストですからね、脚力の自信のない私たちのようなインドア派でも、心臓破りの坂もビビることなく上がって行けますよ。しかも汗だくにならない、というのもポイント。
実は電動アシストというのは日本の法規上24km/hまで、それ以上の速度域はアシストできないんです。これまでの電動アシスト付き自転車だとそれ以上の速度になると、たんなる重い自転車になっていたので、なるべく20km/h以下で走るのがコツ、おいしい領域でした。このYPJ-Rならフリクションが少なくて軽いから 24km/h以上の領域でもラクラク快適。実際にロードコースで試乗してきましたけど、脚力のない私でも平坦路で40km/hくらいは出るし、坂道もアシストHIGHにすればギアチェンジなしで上って行けましたよ。
しかも本体にUSB電源端子つき、バッテリーは取り外してアダプタをつければUSB端子2個を備えるモバイルバッテリーとしても使用可能。イングレスやGoogle MapsでGPS機能を使いまくったり、テザリングしたりするからスマホのバッテリー減りまくり、いつも重いモバイルバッテリーを持ち歩いている私たちに朗報です。
最初はサイクルジャージ着ないと怒られるんじゃないかとビクビクしてましたけど、逆にヤマハは普段使いでも乗れることを強調していました。
確かにプロモーションムービーもカジュアルな雰囲気でいいですね。よかった~。普段のママチャリよりも前傾姿勢でスポーティ、電動アシスト付き自転車の選択肢が広がったのは嬉しいことです。
欲しい!
source: YPJ-R スペシャルサイト | ヤマハ発動機株式会社
(野間恒毅)