俳優の西島秀俊さん主演の連続ドラマ「無痛〜診える眼〜」(フジテレビ系)が、7日スタートする。ドラマは現役医師である久坂部羊さんの医療サスペンスミステリー小説「無痛」(幻冬舎文庫)が原作で、オリジナルの要素も取り入れ、西島さん演じる「神の診察眼」を持つ主人公の医師・為頼英介(ためより・えいすけ)が、その能力を通じて巻き込まれた事件を解決していくというストーリーが展開される。
【写真特集】西島さんが“神の眼”持つ医者に ドラマの場面写真
為頼は“神の診察眼”を持ちながら、地方都市の片隅で今にも崩れそうな診療所を営む町医者。医師として素晴らしい資質と才覚を持ちながらも、患者の予後までを見通せるがゆえに、医療の限界を感じ苦悩している。病気を見抜けるだけでなく、犯罪者に現れる“犯因症”(犯罪を起こす者に現れる兆候)まで見通せる力を持ち、ある事件を未然に防いだことをきっかけに、伊藤淳史さんが演じる刑事の早瀬順一郎に頼られるようになる……というストーリー。
為頼と同じように“神の診察眼”を持ち、為頼のライバルとなる医師の白神陽児(しらがみ・ようじ)を伊藤英明さん、ヒロインの臨床心理士・高島菜見子を石橋杏奈さんが演じるほか、浜辺美波さん、中村蒼さん、津嘉山正種さん、浅田美代子さんらも出演。「アンフェア the special〜ダブル・ミーニング 二重定義〜」などを手がけた大久保ともみさんらが脚本を担当する。
第1話は、町を歩いていた為頼(西島さん)が“犯因症”の兆候を持つ男を発見。男が暴れ出すと、為頼は傷ついた人たちに素早く治療し始める。そこに報告を受けた刑事の早瀬(伊藤淳史さん)が到着し、男を取りおさえた。現場で聞き込みをしていた早瀬は、為頼がなぜ事件が起きることを知ることができたのかに興味を抱く……という展開。
ドラマは7日から毎週水曜午後10時放送。初回は同9時57分〜11時9分の18分拡大版。