iPhone6s 分解レビュー |


2015/09/25発売されましたiPhone6s。今回分解するモデルはA1688(MKQM2J/A)。
ボディー背面の”S”が無いと見分けが難しいですね。
新色のローズゴールドは6sだとすぐ分かりますが、その他のモデルだと外観的な変化が少ないので気づかれにくいかもですね。また画質が良くなったとのカメラですが、レンズ径が大きくなったようです。
実際に使った所、薄暗い場所での撮影も綺麗ですね~
(それと、私がsimフリー機をアクティベートするのが初めてだったのですが、simカードは必須だったんですね~無くても出来るのかと思ってました)


筐体背面

筐体背面


SIMカードは必須

SIMカードは必須

背面カメラ

背面カメラ。後ろはiPhone6

■分解

底ネジ、ドックネジですが、こちらも本体カラーに合わせられてますね。
(スペースグレイのネジはシルバー色なのか気になる所です・・)
何となくiPhone6のドックネジと並べてみましたが若干長さが違います。

ドックネジ

ドックネジ

シルバーネジはiPhone6

シルバーネジはiPhone6

iPhone6同様にフロントパネルの取り外しにかかりますが、なかなか隙間が作れません・・
違和感を感じ、よーく確認すると、まさかの粘着で固定。
(iPod nano7を思い出しましたw)

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フロントパネル周囲は全体的に粘着で固定されてます。
それといつもの爪です。
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分解対策の可能性大ですが、良く思えばパッキン代わりカモですね。


ただ一度分解を行うと、この対策のおかげで、アレですね。。。
iPhone6が今までのiPhoneの中で一番開けやすかった感じがありましたが今回のiPhone6sの安易な分解は注意が必要です。
無理に開けるとiPad Air2やiPad mini4のように液晶パネルが変形してしまい、表示に問題が出る可能性があります。

フロントパネルが開けば、特に一安心です。iPhone5sのようなTouch IDケーブル的なトラップも特に見当たりません。
それにしても初めて開けるiPadのような緊張感がありました。
外観的にはiPhone6と同様ですが、ぱっと見、下位機種とのパーツ互換は全く無さそうです。

分解の始まり

分解の始まり

フロント系コネクタ口の蓋。ネジが1本減ったのは嬉しい

フロント系コネクタ口の蓋。ネジが1本減ったのは嬉しい


コネクタ口も1つ減ってます

コネクタ口も1つ減ってます

iPhone5から何故2本対なのか気になってましたが、ようやく1本に集約されましたね。
(1)液晶+タッチ
(2)フロントカメラ+センサー+イヤスピーカー
(3)Touch ID+ホームボタン

接続点が減るって事は良いことだと思うのですが、今後のフロントパネル絡みの故障事例にも変化がありそうですね。


フロントパネル単体だと重くなりました
iphone6s 63.8g

iphone6s
63.8g

iPhone6 47g

iPhone6
47g


背面カメラ比較
左)iPhone6s 右)iPhone6

左)iPhone6s
右)iPhone6

新たなネジ出現!
六角ネジのようです

六角ネジのようです

今回はラジオペンチで外しました・・

今回はラジオペンチで外しました・・

iPhone6sの水没マーカー
SIMスロットから確認可能

SIMスロットから確認可能

メインボード上

メインボード上

ボタン系ケーブル
左)iPhone6s 右)iPhone6

左)iPhone6s
右)iPhone6

ボタン
iPhone6に似ているがパッキンが貧弱にも見えます。これに関してはロットでの違いもあるかもしれませんが。
(フロントパネルを強固に固定した割にはボタン隙間がちょっと気になります)
両者でサイズが違うのか、音量ボタン付近のボタン類は、出っ張りが異なりました。
左)iPhone6s 右)iPhone6

左)iPhone6s
右)iPhone6

SIM取り出し部分
上)iPhone6s 下)iPhone6

上)iPhone6s
下)iPhone6

マイクが2個
ライトニングドックコネクター

ライトニングドックコネクター

フロントパネル
EMCカバーを外した状態

EMCカバーを外した状態

Touch ID用のロングケーブルは容易に交換できない

Touch ID用のロングケーブルは容易に交換できない

Touch IDコネクタ

Touch IDコネクタ

筐体。iPhone6に比べると固い
iPhone6s

iPhone6s

iPhone6

iPhone6

温めるとキズみたいなのが現れる。apple watchでも同様な現象があった。

温めるとキズみたいなのが現れる。apple watchでも同様な現象があった。

■修理的なまとめ

メーカーの対策が組み込まれているのか、いままでとは違う様に感じました。
フロントパネル交換に関しては細部の細かなパーツへの配慮などが必要になりそうな点で作業時間がiPhone6に比べて
かかってしまう可能性があります。3D Touchの動作チェックなどが新たな対応方法も必要かと思いました。
また分解診断に伴う様々なリスクが課題でもあります。