10月2日、Eテレ放送「ニッポン戦後サブカルチャー史」は「不思議の国の「女子高生」」特集。消費の中心となり独自のカルチャーを生み出し続けるJKこと女子高生の生態に迫った。特に象徴的なのが1990年代に流行ったルーズソックス。
1992年はルーズソックス本格的デビュー。
1994年はルーズソックス流行でソックタッチ復活
1995年はレッグウォーマーという裏技がブーム
1996年は千葉・埼玉でゴム抜きルーズソックスが流行
1998年はボリュームも長さも極限に迫る
2002年は流行が廃れて、脱力系ルーズの時代へ
と変遷を経た。
そこには「制限を受けていても、その中で精一杯楽しみたい」という意識が通じていると専門家は言う。
そのバランスを保っているのが、オーバーサイズのニットだと言うのだ。確かに女子高生はみな、大き目のニットを着込んでいる。
これは、女子高生がルールの中で精一杯遊んでいることを示している。まったく違うものを着てしまったら校則違反になってしまう。だが大きさやボリュームが違うのは「程度の問題」として片付けられる。
ルーズソックスやぶかぶかニットは、規則と自由のハザマで女子高生が身につけた生きる術だったのだ。