神戸市内の一部の市立中学33校で2014年11月から始まった給食で、今年7月までに髪の毛や金属片など86件の異物混入があったことが6日、市教育委員会への取材で分かった。健康被害は報告されていない。市教委は公表していなかった。

 市教委によると、給食の調理と配送はいずれも外部業者に委託している。金属片は数ミリで、6月に市内の中学で見つかった。調査の結果、業者が使っていた網かごの一部と判明した。異物の5割が髪の毛やまつげ、3割が虫。ほかにビニール片や木片などもあった。

 市教委は「件数が多い。業者への指導を徹底したい」と話した。