筑紫野市の藤田陽三市長(左)から新米を受け取る保護者=6日午前、福岡県筑紫野市
共同通信社

 福岡県筑紫野市は6日、中学生以下の市民を対象に地元農家が栽培した新米の無料配布を始めた。コメの地産地消を広めるのが狙いで、約1万5千人が対象となる。全国的にも珍しい取り組み。

 筑紫野市によると、福岡のブランド米「夢つくし」で、配布するコメはレンゲを肥料にし、化学肥料を少なくしているという。地域活性化と生活支援を目的に国が昨年度に予算化した「緊急支援交付金」を活用し、対象人数分の約79トンを用意する。

 初日の6日は、JA筑紫二日市支店で藤田陽三市長が新米を配った。11月30日までJA筑紫の9支店で、訪れた子どもやその保護者に配る。