アップルの2人の創業者は、過去にピザ屋の前で強盗に銃をつきつけられていたって?
アメリカの深夜のトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」にスティーブ・ウォズニアックが出演、ジミー・ファロンとセス・ローゲンにその当時の様子を語りました。
番組司会者のジミー・ファロンは1分間の質問タイムの中で、当時の様子を出来る限り鮮明に引き出そうとします。
時はアップル創業前の1972年、事件の場所はカルフォルニア州のサニーベールにて。2人でジョブズの車(クライスラーのダッジ・ダート)でピザ屋に向かい、ペパロニピザを食べたところでした。
「スティーブはちょうどペパロニピザを食べたところだったよ」とウォズアニックが言います。
菜食主義として知られていたジョブズですが、「彼が本当にペパロニピザを食べたの?」とファロンは疑り深く聞きます。するとウォズアニックは「当時はね、スティーブ・ゼロだよ」「アップル以前だからね」と答えます(ちょうどスティーブ・ジョブズの映画が公開予定なのと、映画などで見られるゼロ=「序章」的な表現とを合わせて比喩したジョーク)。
さらに事件の話は続きます。「盗まれたのはたった1つのモノだった。それは僕が作り上げた、無料で電話をかけられる小さなデバイス。犯人は車に戻ってきて、僕達に自分の名前と電話番号をくれたよ。きっと彼の半分は正直な人間だったんだ。彼はお金を払おうとしたけれど、その時もっていなかったんだよね」とウォズアニック。
以下の動画の6:25からそのエピソードが始まります(英語)。
なにはともあれ1972年の当時、スティーブ・ジョブズとウォズアニックが銃で撃たれようものなら、今私達が使っているアップル製品は存在すらしていなかったでしょう。ちなみに10月5日はスティーブ・ジョブズの命日です。
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(mayumine)