9月25日26日、日本科学未来館にてとあるイベントが行なわれました。
その名もBREAKTHROUGH SUMMIT。
BREAKTHROUGH SUMMITは、「今までのビジネスモデルを大きく変えるBreakthrough Technologiesを、徹底解剖。その活用の先にある未来とは。BS日本初上陸の2015年は、FINTECHとDRONEに注目。近未来を体験しよう」というもの。
25日はFINTECH DAY。「21世紀最大の革命か、ビットコインは社会をどう変えるのか」や「ビットコインがもたらす世界経済への影響」、「仮想通貨とレギュレーション」などのテーマでカンファレンスが行なわれました。
この日、ギズモード編集部が注目したのが、「Fintechの今と未来 〜2020年の生活は〜」。アーバー・ベンチャーズのマネージング・パートナー、メリッサ・ガジーさん、マネーツリー株式会社 代表取締役のポール・チャップマンさん、株式会社ZUU代表取締役社長兼CEOの冨田和成さんが、「金融と情報技術の融合による新しい技術革新(Fin-Tech)は、我々のライフスタイルをどう変化させるのか? 昨今大きく騒がれているが、実際に何が革命的なのかポイントを整理し、生活密着型の身近な事例を中心に、5年後、10年後のビジネスモデルについて議論」しました。スマホが今よりもっと活躍する、銀行がもっと身近になる、そんな気がしました。
続く26日はDRONE DAY。「Autonomous Drones: What can we do with them?」や「ドローンは地方から攻めろ! 防災や災害復興、農業、観光へのドローン活用最前線」といったテーマで、この日も熱いカンファレンスが行なわれました。
2日目に注目したのがデジタルハリウッド大学学長の杉山知之さんとHEART CATCH Inc.のCEO & Co Founderである西村真里子さんによる「ドローンとクリエイティブの可能性」。デジハリで近々始まるというドローンパイロットとドローン運航管理責任者を育成する教育プログラムの紹介を中心に、ドローンの未来について知ることができました。
またこの日は、「VRがもたらすメディア、エンターテイメントの新しい形」というカンファレンスもチェック。株式会社インフォバーンで
クリエイティブ・フェローの木継則幸さんをモデレーターに、理化学研究所 脳科学総合研究センター 適応知性研究チーム・チームリーダーの藤井直敬さん、手妻師 ・VRプロデューサーの藤山晃太郎さん、株式会社ネクストでリッテルラボラトリーユニット ユニット長を務める秋山剛さんをスピーカーに迎え、バーチャル・リアリティの可能性について論議しました。
さらに、堀江貴文さんと、生粋のドローン愛好家かつMicrosoftエヴァンジェリスト西脇資哲さんによる「5年後、10年後のイノベーション」というプログラム。堀江さんのロケット談義に始まり、いま何をすべきかという、とても示唆に富んだトークが会場を沸かせました。
ドローンを実際に飛ばせるパイロット体験のほか、全国初のドローン専門店をオープンしたSkyLink Japanや民間による月面探査に挑戦しているHAKUTO、そしてギズモード編集部のあるメディアジーンのグループ会社・デジモの3Dスキャン体験などの展示も行われ、多くの人が集っておりました。場所柄、お子さんが多いのも特徴でした。
今回のBREAKTHROUGH SUMMITで取り上げられたFINTECHにDRONE……もちろん法律の規制や犯罪への対応など、多くの問題をはらんでいることは確かですが、5年先、10年先、今よりもっとテクノロジーが面白い、そんな気がしてきました。
source: BREAKTHROUGH SUMMIT
(ホシデトモタカ)