近くて遠いお月様。
「民間ではじめて月へ探査機を送りこんだら3000万ドル(約36億円)」。グーグルがスポンサーをつとめる「Google Lunar XPRIZE」はそんなコンテストです。
条件は以下のとおり。
そしてこの度、参加チームのひとつイスラエルの「SpaceIL」が、その栄光を勝ち取る候補に躍り出ました。
SpaceILは、あのイーロン・マスクのSpaceXと契約。2段式打ち上げロケット、Falcon 9の利用について契約を交わしました。もし彼らが成功を収めれば、イスラエルは月にロボットを送りこんだ国として、アメリカ、ロシア、中国に続く4番目となります。
非営利団体であるSpaceIL。すでに約60億円の寄付が集まっていますが、Lunar XPRIZEを勝ち取り、さらなる研究費の獲得を目指しているとのこと。
2007年から始まったものの、いまだ成功チームが現れていないこちらのコンテスト。しかし来年後半には、日本チームのHAKUTO、及びアメリカのAstroboticがそれぞれ打ち上げを予定しています。
はたして栄光を勝ち取るのはどのチームか。いよいよ楽しみになってきましたね。
image by SpaceIL
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)