景気回復傾向…と言われても、お財布事情は厳しいままという人も多い30オトコ。なにも「ウン千万円」とはいわないが、「せめて年収がこれくらいあったら…」と考えてしまうこともあるだろう。では、はたしてその金額はいかほどなのか? 今回は、「年収」「小遣い」「預貯金」の3つについて、30オトコの理想と現実を調査してみた(2015年8月、首都圏在住の30歳の独身男性社会人200人を対象にインターネット調査・協力/楽天リサーチ)。
●30歳独身ビジネスマンの現実
まずは30オトコの現実から。「年収」は平均404.9万円。最高3000万円の回答者も出た「1000万円オーバー」は1.5%、「100万円以下」は2%だった。
続いて「小遣い(1カ月当たり自由に使えるお金)」を見てみると、平均額は8.3万円ながら「5万円以下」が57.5%を占める。一方、「20万円以上」の”リッチマン”も11.5%に上る。少数派ではあるが、「9人に1人」と考えれば意外に多い印象だ。
「預貯金」は、平均457.5万円ながら、「10万円以下」(19%)の“キリギリス”と、「1000万オーバー」(18.5%)の“アリ”がほぼ同数に及び、「格差拡大による二極化」の現状がうかがわれる。
では、理想はどうかというと…。
●30歳の理想
「理想の年収」の平均は919.2万円で、3人に2人近い63.8%が「現実の年収+200万以内」の金額を回答した。一方、理想と現実の差が1000万円以上に及ぶ夢見がちな人(?)も5.0%ほど。
続いて、「理想の小遣い」は平均15.1万円ながら、「10万円以下」の金額を回答した人が69.5%と、意外に皆さんつつましやか?
一方、「理想の預貯金」は1475.2万円で、現実との差は1000万円超。“貯金したいけどできない”30オトコのリアルが垣間見えるが、そのギャップは思った以上に大きいようだ。
ちなみに、「40歳になったの時の理想」についても聞いてみたところ…。
●40歳の時の理想
「40歳時点の理想の年収」は1112.4万円と、今の年収の2.7倍。ちなみに、国税局の「民間給与の実態調査結果(2014年)」によると、40~44歳男性の平均年収は568万円。つまり「理想」の約半分…。
さらに「理想の小遣い」は20.4万円と、今の2.4倍、「預貯金」に至っては2878.6万円と、今の6.3倍にも及ぶ壮大な夢!
はたして10年後、「理想」にどこまで近づけるか…道のりは遠いかもしれませんが、頑張りましょう。
(志 万俵)
※当記事は2015年10月06日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。