ロイターは7日(現地時間)、ソニーのCEOが同社のスマートフォン事業の今後の展望について明らかにしたと報じています。
ロイターによると、今回ソニーCEOの平井一夫氏は不振の続くスマートフォン事業について、現在も当初描いた経営改革のシナリオに沿って計画が進行していることを強調しつつも、2016会計年度の最終損益次第では、これまでの改革戦略とは異なる選択肢も視野に含める可能性を示唆したとのことです。
平井氏から明確に「事業撤退」が宣言された訳ではありませんが、長らく芳しい結果を残すことができなかった事業が最終的に取り得る選択肢としては、事業撤退や分社化などが真っ先に思い浮かび、同社が過去にPC事業を分社化したという事実も、スマートフォン事業の分社化ないし撤退・縮小の可能性を予期させるように思われます。
とは言うものの、今回の同氏の発言を信じるならば、3年にも及ぶ改革プランはいよいよ結果に反映され始めているとのことですので、今年度および来年度の業績報告には大いに期待したいところです。
[Reuters via Phone Arena]