「原作すら買わない輩は…」「ガンダムは好きだけどガンプラは…」“リア充オタ”急増でオタク議論が白熱中!! | ニコニコニュース

『市川紗椰』オフィシャルサイトより。
おたぽる

 中川翔子や加藤夏希など、容姿端麗でありながら“オタク”の顔も併せ持つ“リア充オタク”が急増しているという。ただ、この“リア充オタク”は「華やかな芸能界の中だけ」「外見が良くないと成り立たない」と感じる人も多いようで、否定的な声が上がっているようだ。また「そもそもオタクとは何か」と、あやふやな定義について熱い議論も展開されている。

 1970年代に誕生したとされるオタク。そもそもは、アニメやパソコンなどに詳しい人の呼称であったが、昨今では“サッカーオタク”から“アイドルオタク”、中には“工場オタク”や“文房具オタク”などマニアックなオタクも存在する。“オタク”という定義に広がりを見せると共に、オタクの世界は混沌としてきている。

 今、巷に増えているとされる“リア充オタク”は、何かしらのオタクに属しながらも、「物を買わない・オシャレ・アクティブ」という特徴を持つようだ。例えば、女性ファッション誌「sweet」(宝島社)や「MORE」(集英社)などで活躍するモデル・市川紗椰。顔もスタイルも良く、憧れる女性も多い市川だが、実は大の“鉄道オタク”。しかし、オタクな部分を隠さず“美人すぎるオタクモデル”として人気を集めている。そんな市川は、“リア充オタク”に当たるとのこと。

 他にも、“元祖オタドル”とも言える中川翔子をはじめ、アニメ・マンガ・ゲームといった趣味を持つ“ザ・オタク”な栗山千明や、『新世紀エヴァンゲリオン』のコスプレ姿をたびたび披露し、最近は『モンスターストライク』(エックスフラッグ)にどハマり中の加藤夏希なども、“リア充オタク”に該当するようだ。

 容姿端麗な上にオタクとくれば、世のオタク男性も喜びそうなものだが、「イケメンや美女だから許されてるんだろ!」「オタク風リア充なだけ」「それは“リア充”じゃなくて“痛い人”」「話はガンプラを作ってからだ」「ファッションオタク」など、良く思わない人は多い。また、「アパレル業界の戦略に騙された人」「流行りのひとつとしてオタクを取り入れているだけ」と、BEAMSなどを筆頭に、アニメやマンガを取り入れたファッションを展開するブランドの策略を指摘する声も見られる。

 さらに、特徴のひとつ「物を買わない」という部分を抜き取り、「いや、買えよ」「原作すら買わない輩はオタクと呼べない」「ファッション優先なんで、円盤やマンガにお金は使えません、なんて話にならん」と、“リア充オタク”をオタクから排除する人も多い。

 しかし一方で、「俺もガンダムは好きだけどガンプラは買わないよ」「オタクは金で決まるわけではない」「コスプレが嫌われる理由も同じなのかな?うちもグッズ買わなくなった代わりに、アクセサリーとか買うようになったんだけど……」といった声も上がっている。

 今年5月、ある女性向けウェブサイトが「アニオタが毎月どの程度、アニメ関係に出費しているか」のアンケートをおよそ100人を対象に実施。オタクといえばたくさんお金を使うイメージがあるが、アンケートの結果、「30,000円以上出費している」と答えたのはわずか1人で、約9割は「10,000円以下」と答えた。最近は、お金を落とさないのが主流なのだろうか。

 なお、「オタクと非オタクの線引きって難しいかも。俺は、蒼樹うめ展に行って図録とクリアファイル買ったけど、全然オタクではないし」「マンガやアニメは好きだが、全部知っているわけではない。萌え系も興味なし。それはオタクじゃない?」といった、現在は“リア充オタク”から始まっているのではという意見も多い。

「オタクの定義が時代と共に変遷しているだけだろ。それこそオタクと言われて、顔真っ赤にして否定した時代もあった」「オタクとコレクターは別物じゃね? 金使ってあれこれ掻き集めなくてもオタクは成立する」「根本的にオタクって意味を間違えてる。別に、アニメが好きだからオタクってわけじゃなくて、熱狂的に何かに熱中するやつをオタクって言う」など、オタクの定義についての議論が白熱している。非オタクも興味があれば、議論に混ざってみるといいかもしれない。