オリジナル解像度の写真を容量無制限で保存できる「Eyefiクラウド」を運営サポートするアイファイジャパンは、Eyefiアプリが写真に加えて、カメラやスマートフォンで撮影した動画のアップロードにも対応したと発表した。さらに、一画面で複数の動画を同時に再生表示する機能を追加。また、サービス全体の大幅なアップデートを実施し、Eyefiカードを利用しなくても、50種類以上の最新Wi-Fi内蔵カメラからの画像受信が可能になった。
Eyefiクラウドは、デジカメ・スマホなど複数のデバイスで撮影された写真や動画を自動で同期し、Eyefiクラウド内で1つのフォトコレクションとしてきれいに整理し、簡単に一元管理することを可能にしたサービス。一般的な写真クラウドサービスと違い、クラウドにオリジナルのファイルをアップロードして、各端末に最適化した画像を配信する。スマートフォンやタブレットから写真へアクセスする際に、ネットワークに接続する必要がなく、素早く写真の閲覧・整理・編集が可能になる。
そして今回は写真に加えて動画のアップロードにも対応。Wi-Fi内蔵カメラやEyefiカードからEyefi Mobiアプリで受信した動画や、モバイル端末で撮影した動画は、自動的にEyefiクラウドに転送され、Web上でいつでも閲覧が可能になる。1ファイル最大15分で1か月あたり300ファイルの動画をアップロードすることが可能となり、合計75時間分の動画を毎月保存できる。
また、Eyefiクラウドにアップロードされた動画は、Eyefiデスクトップアプリをインストールしたパソコンに自動的に保存されるので、今までになかった便利な動画のバックアップが可能。パソコン内にある既存の動画ファイル(MOV、MP4、MPG、AVIに対応)も1ファイル100Mバイトを上限としてWebブラウザ上からアップロードすることが可能となった。
このほかEyefiクラウドは、選択した写真や動画をアルバム作成しなくても簡単にシェアリングできる機能を搭載している。今回のアップデートにより、写真と動画を同一のアルバムとして作成し、一つの画面で見せることが可能になった。
写真と一緒に作成された動画は一覧表示の状態で再生され、これまでのサムネイルでの表示から一歩進んだユーザーエクスペリエンスを提供するとのこと。撮影された写真を自動的にタグ付けする「スマートタグ機能」と、検索条件をあらかじめ保存してアルバムを自動作成できる「スマートビュー機能」を組み合わせることにより、シェアリングをさらに自動化することが可能だ。
これにより、今まで手間がかかり、閲覧しにくかった動画のシェアリングが撮影と数クリックだけで簡単にできるようになった。例えば、結婚式のお祝いコメントを集め、Eyefiクラウドにアップロードすることですべての動画をひとつの画面で閲覧することができるうえ、すべての動画が自動再生されるため、それだけでお祝いアルバムに早変わりするだろう。
なおEyefiクラウドは、Eyefiカードを持っていないユーザーも利用可能。簡単な利用登録をするだけで1か月間は容量無制限で写真をアップロードし、シェアすることが可能だ。また、Eyefi mobiアプリのアップデートにより、最新の50種類以上のWi-Fi内蔵カメラから直接写真や動画を受信し、そのまま自動でクラウドにアップロードすることが可能になった。ユーザーは複数のアプリを切り替えることなく、「撮影」、「モバイルへの転送」、「クラウドへのアップロード」、「自宅のパソコンへの保存」という作業を全自動で行うことができる。
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