9月25日に発売された「ビッグコミック」第19号(小学館)に掲載された「ゴルゴ13」(さいとう・たかを)。米国ファンドによる日本国債の売り浴びせを題材にしたストーリーに登場している日本の高津財務相について、麻生太郎副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣がコメントしたことが話題になっています。財務省のWebサイトでは、そのときのやりとりが公開されています。
これは10月2日の閣議後に行われた記者会見の最後で、“多少毛色の変わった質問”として麻生氏に投げかけられたもの。「どう読み解かれたか」と、作品を読んでいること前提の質問に「わたしはああいう着物は着ないな」としっかり読んでいたことをまず明かします。
その後「インターナショナル・ファイナンスというものに関する普通の人たちの関心が高まるというのは、わたしは良いことだなと思っています」と、テーマについて評価した上で、「(作者である)『さいとう・たかを』さんに礼状でも書こうかなと思わないでもなかったのだけれども、麻生太郎が殺されるのか、あの女性が殺されるのか、どっちが『ゴルゴ13』に撃たれるのか知らないけれども、楽しみにしています」とすでに同一視しながら答えています。
ゴルゴ13を好きな漫画として挙げていることでも知られる麻生氏。先日、日本財団が発表した「これも学習マンガだ!〜世界発見プロジェクト〜」でも社会カテゴリで選書されるなど、時事ニュースを勉強できる作品でもある同作。気になる後編が掲載予定のビッグコミック第20号(10月25日号)は10月10日発売です。