文芸春秋は8日、「週刊文春」が掲載した春画のグラビア記事に「編集上の配慮を欠いた点があった」として、同誌の新谷学編集長を3カ月間休養させることを明らかにした。

 春画が掲載されたのは週刊文春10月8日号(1日発売)。東京都文京区の「永青文庫」で開催されている「春画展」を紹介する内容で、喜多川歌麿や葛飾北斎らの計3作品をカラーで掲載した。読者からのクレームを受けた対応ではなく、社として「読者の信頼を裏切ることになったと判断した」という。

 同社は編集長を休養させたことについて「読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に生かしてもらう」と説明している。

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