逮捕されたナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者=8日午後、埼玉県警熊谷署
共同通信社

 埼玉県熊谷市の6人殺害事件で、50代夫婦に関する殺人と住居侵入の疑いで県警に逮捕されたペルー人の住所不定、無職ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)が、84歳女性や母娘3人も含めた6人殺害について「やっていない」と話していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警は今後、一連の事件の裏付けに向けて本格的に取り調べを進め、全容解明を目指す。

 逮捕容疑は、9月14日午後3時すぎから同6時ごろの間に、熊谷市見晴町の田崎稔さん(55)宅に侵入し、田崎さんと妻美佐枝さん(53)を刃物で突き刺すなどして殺害した疑い。