代償は高くつきました。
排出ガス規制にクリアするため、一部のディーゼル車に不正なプログラムを組み込んでいたことが発覚した、フォルクスワーゲン。一連の報道は世界を駆け巡り、まさにVWショックとでもいうべき現象に発展しました。
先日、同社のCEOマティアス・ミュラー氏が、ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙のインタビューに答え、該当するディーゼル車のリコールを来年1月から開始し、年末までに完了させると発表しました。対象となるのは、不正があったとされる1100万台のうち、ほぼすべての950万台にも及ぶとか。
ミュラー氏は、前CEOのMartin Winterkorn氏、及び同社上層部の関与を改めて否定。「この危機は、フォルクスワーゲンを根本から改革するチャンスでもある」とも語っています。
一度失われた信頼を取り戻すのは至難の業。同社にとって来年は試練の1年となりそうですね…。
source: Autonews via The Verge
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)