つい飛ばしちゃったですまない金額です。
米連邦航空局(FAA)を、ドローンが本気で怒らせてしまいました。ドローンの違法飛行に対して、なんと190万ドル(約2億3000万円)という、とんでもない額の罰金が課せられたのです。これ、米国ドローン史上最高額の罰金だとか。
罰金を言い渡されたのは、SkyPan Internationalという航空写真を取り扱う会社。FAAによりますと、同会社は、2012年3月21日から2014年12月15日までの間に、ニューヨーク、シカゴ間でトータル65回のドローン違法飛行を行なったといいます。商業飛行に必要な届け出もだされていなかったということです。65回のうち、43回はニューヨークのクラスB空域に侵入しており、通常必要とされる航空管制官の許可もありませんでした。また、飛行に使われたドローンには、ラジオ、応答機、高度報告用機材など、搭載されるべき機能もついていませんでした。FAAに言わせりゃ、もうねあれこれダメダメだったわけです。結果、190万ドルというものすごい額の罰金に…。
罰金を言い渡されたSkyPanは、30日以内に返答しなければなりませんが、額が額なだけに、きっと裁判ざたになるだろうと見られています。SkyPan担当者は、ネタ元のNatona Jounalにて、「27年もの間、FAAの公開規定の下で私有地上空にて航空写真を撮影してきた(…)プライバシーや安全面から見ても我々に過失はない」とコメントしています。一方、FAAは「アメリカ空域を飛行する物はすべて、ルールや規制をしっかり理解せねばならない」と主張。やはり、これは両者が正面からぶつかる形になりそうですね。
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source: FAA via National Journal via The Verge
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(そうこ)