僕でもはっきり違いがわかりました。
iPhone 6s/6s Plusに搭載された4K解像度のビデオ撮影機能。iPhoneで4K解像度ビデオが撮れる時代なのか~と感慨深い一方、スマートフォンにそこまでの動画撮影機能はいらないんじゃない?という意見もあります。
でも、今回公開されたiPhone 6sとデジタル一眼レフカメラ「D750」の4K解像度ビデオの比較テストから、iPhone 6sの恐るべき動画撮影性能が明らかになったんです。
ちなみにD750は記事執筆時点でボディだけでも20万円前後、レンズキットなら30万円弱もする高級カメラです。本当に勝負になるのかな?
この動画を公開したFstoppersのLee Morrisさんは、テスト結果について「信じられないし、ある意味腹立たしい」とまで語っています。しかし、Leeさんは最終的に「iPhone 6sの4K動画撮影機能はD750よりもずっと高性能だ」と認めているんです。
以下はiPhone 6sとD750の4K解像度ビデオの作例比較です。順序はすべて上がD750で下がiPhone 6sとなっています。
ディテールもコントラストも色も、全てiPhone 6sの圧勝です。この撮影結果、信じられます?
iPhone 6sの方が解像感があり、葉っぱの区別ができます。
iPhone 6sの方が自然な色合いです。
正直、信じられません。iPhone 6sの動画の方がもう比べるべくもなく綺麗です。
以下にその他の作例を掲載しますが、iPhone 6sの方がD750よりも1世代も2世代も先をいく機種のような性能差を見せつけています。
もちろん静止画の画像を比べればD750の圧勝でしょう。動画撮影でも暗所ではD750の方が強いでしょうし、一眼レフカメラにはレンズを交換できるという強みもあります。
しかし普通のシチュエーションでぱっと4K動画撮影を開始したら、iPhone 6sの方が多くの一眼レフカメラよりもいい結果が得られるんじゃないでしょうか。2014年9月に発売されたD750を上回ってくるとは、カメラ性能の進歩の速さには驚かされます。
(塚本直樹)