【ロンドン時事】国際サッカー連盟(FIFA)が一連の汚職問題について、緊急理事会の開催で調整に入っていることが9日分かった。アジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン会長が既に緊急理事会の開催を求める書簡をFIFAに送っており、日本代表のテヘラン遠征に同行している日本協会副会長の田嶋幸三FIFA理事は「緊急理事会は行われる」と語った。
さらにロイター通信は、FIFAがブラッター会長の後任を決める次期会長選挙の延期を緊急理事会の議題にすると報じた。
会長選は来年2月26日の臨時総会で行われる予定。FIFA倫理委員会はブラッター会長に加え、次期会長の本命とみられたプラティニ欧州連盟(UEFA)会長に対しても90日間の職務停止処分を下すなど、混乱が広がっている。