上海で50代の邦人女性も拘束 スパイ容疑か、計4人に
中国・上海で6月、50代の日本人女性が、スパイ活動を取り締まる国家安全省に拘束されたことが10日、日本政府関係者への取材で分かった。中国当局に逮捕、拘束されたことが判明した邦人は計4人となった。
北京で6月に拘束されたのが明らかになっている60代の男性=札幌市在住=の身柄を確保したのが、国家安全省だったことも判明。拘束は長期化しており、日本政府は解放へ向け情報収集を急いでいる。
国家安全省は政府の情報機関。海外の情報収集を担うほか国内でのスパイ活動を監視、摘発する。新たに判明した50代の女性は、東京都新宿区の日本語学校の経営に携わっているという。