息子3人全員を東京大学医学部に合格させ「東大ママ」として知られる専業主婦の佐藤亮子さん。8月にあった著書「受験は母親が9割」の出版講演会で語った「恋愛は受験に無駄」という発言が、テレビやネット上で賛否を巻き起こしています。そんな中、9月中旬に佐藤さんの次男がフェイスブック(FB)に投稿したコメントが、「好青年ぷりすごい」「じわじわくるw」などと話題に。母親の佐藤さんも喜ぶ一方、次男の投稿への「ツッコミ」も忘れていませんでした。
次男がFBに「母の発言は一主婦のもの」
FBに投稿したのは佐藤さんの次男理亮(みちあき)さん(22)。東大医学部の5年生です。
「多くの人に心配していただいてるので投稿致しますが」で始まる文章は、「母は子供が好きでたまらないという人です。つまるところ子供自慢が行き過ぎてしまったようです」「世間からはもちろん色々と言われておりますが、僕個人は今まで面倒を見てくれた母には感謝こそあれ、特に反感などはありません」と感謝の思いが綴られる一方、「母の発言はなんの資格も、社会的責任もない一個人の主婦のもの」「自慢は行き過ぎると嫌味になりかねません。」と冷静な見方もしています。
ツイッターで拡散、再び話題に
この投稿がツイッター上で拡散されると「ドライな感覚と家族愛が両立してる」「息子さんめっちゃまともっていうかむしろ人格者だったーー!!!!!」といった感想や「頭がいい子なのは間違いないですが、ちょっと仕込まれた感もしますね…」という反応も。再びネット上で話題が集まっています。
東大ママ「漢字が間違っている!」
佐藤さんが次男の思いを知ったのは投稿から10日ほど経ってから。高校2年生の娘から「プレゼント」とLINEで画像が送られきたそうです。
「私が書かせたという話もあるそうですが、そんなことはないんですよ。息子も『心外やな』と言ってます」と佐藤さん。「恋愛は無駄」発言以降、連休に東京から佐藤さんの住む奈良に帰省するなど、子どもたちの気遣いを感じていただけに「私は周囲からどう思われようと、子どもたちと主人さえ理解してくれればいいので、こうして文章にしてくれたのはうれしかった」と話します。
しかし、投稿で「温かい目」を「暖かい目」と表記しているのに気づき「こんな漢字の間違いをして」とツッコミを入れるのも忘れていませんでした。